医者探しビギナーのつぶやき

先日、知人におすすめされた皮膚科に行ってきた。今年の始めから、顔に水ぶくれができて、顔全体に広がってきている。-顔の表面が平らなことで幸せを感じる

知人曰く、他のところに行っても治らなかった肌荒れが、そこに1回行っただけで治ったらしい。正直、いつも行ってる地元の皮膚科の診断には疑問を抱いていた。その医者は「アレルギーがあるんで、アレルギーの薬飲みましょう」の一点張り。その薬を飲んでもやめても、なんの変化も感じられないのに「軽い薬なんで、この薬と保湿だけで続けてみましょう」としか言わない。私も面倒なので、仕方なく保湿剤をもらいに行く場所ぐらいに思ってた。

おすすめされた皮膚科が、通えなくない場所だったから試しに行ってみたのだけど、朝からものすごい人の数。院長先生はテレビに出たり本を出したりしている、割と有名な人だったらしい。クリニック内に出演情報が貼られていたり、出版された本が売られていたり。院長と女医さんがいて、女医さんだと診察が早い、と受付の人に言われる。おすすめしてくれた人が「院長先生に診てもらって!」と言っていたので「院長先生でお願いします」と告げる。待合室で待っている間、「何時間でも待つんで院長先生でお願いします」という声が何度も聞こえた。

待合室で待っていると、女医さんの方は割とサクサク進んでいて、院長先生の方は全く呼ばれない状態。2時間ほどで呼ばれ、診察室に入ると誰もいない。少しして院長が現れ、私の肌の状態をよく観察し、私の話も「うんうん。そうだよね、わかる」と相槌を打ってくれた。地元の医師は私が何を言っても耳を貸さなかったので、ちょっと嬉しかった。

結果、私の肌荒れはニキビの一種と診断され、雑菌を抑える薬を処方していただいた。薬用石鹸で洗顔するのは良いから続けてください、と。ついでに腕にできているブツブツも診てもらったら、遺伝だとなかなか治らない、と。ちなみに地元の医者は「アレルギーです」と言うだけだった。医者によってこんなにも違うのか、とびっくり。

色々クリーム等を塗っていただいたりして、診察室滞在時間30分。なるほど、待ち時間がものすごく長くなる理由はこれか。私のあとに院長先生待ちの人がさらに増えていた。私1人に30分も使っていただいて申し訳なく思ったけど、きちんと人の話を聞いて要望を叶えようとしてくれる先生だから、みんな長時間でも待てるってことだ。私は初診だったから、余計に長かったのかもしれない。あとから来た人たちはきっと半日以上待つのだと思う。知人はいつも、待ち時間の間に車の中でできることをたくさん持っていくのだそうだ。

もともと敏感肌で市販の化粧水や乳液をつけるのがこわかったし、地元の医者にプロペト(ワセリン)も使うなと言われていた。すぐに保湿剤が乾いていつも肌が乾燥しているのに「保湿剤は2本までしか出せませんよー」と言われたり。その院長先生は「保湿剤はバシャバシャ使っていいですから!」と多めに出してくれた。これで腕にもたっぷり使える。(春になってから、腕から手にかけて粉を吹き始めた)そして、そこのクリニックで作っているスキンケアシリーズを一式購入。市販品と違って安心して使えそうだからとても良かった。市販品で敏感肌用と謳ってる物でも塗ると赤くなったり痒くなったりするんだけど、こちらは全然そんなことなく。まだ数日しか経ってないけど、顔の赤みがかなり落ち着いた。赤みがないだけでずいぶんマシに見える。

このクリニックは肌関連の自費診療がたくさんあるらしい。私にこのクリニックをお勧めしてくれた知人の娘さんも肌が弱く、肌荒れの跡を消すための自費診療に通って見事綺麗になったらしい。その辺のことは全く詳しくないけど、スキンケア用品も高くなかったから、自費診療も良心的なお値段なのかもしれない。この水ぶくれが治って、跡がなかなか消えなかったら通ってみてもいいかも。

クリニックに行った翌日、近所のスーパーの本売り場で院長先生の本を見かけた。そこは雑誌がメインで、書籍は数冊しか置いてないのにも関わらず。神様から「あなたに必要な本だから読みなさい」と言われているのかもしれないし、ただ単に院長先生の本がたくさん売れてるのかもしれない。ここ数ヶ月で購入した本を消化したら読んでみようかな。立ち読みでサッと見た感じ、肌に関する知識がない私みたいな人には良い本だと思った。


医者ってのは本当に相性だなぁと思う。常用している薬をもらいに行くだけなら、診察は短くサクっと終わってくれた方がいい。だけど。治したい!と強く思っているのに、医者が耳を貸してくれないと残念な気持ちになる。医者の診断に納得がいかないと「お医者さんが言うんだからきっと治る」というプラセボ効果もない。地元の医者はずっとアレルギーだと決めつけて、他の可能性を見ようともしなかった。医者ってなんだろう?と疑問が浮かぶ。

もともと私は病気になってもあまり病院に行かないタイプの人間で、面倒だからついつい近所の病院に行ってしまうけど、納得がいかなかったら別の病院を探した方がいいと学んだ。治らなくて困ってる人たちが、良い医者を求めて遠路はるばる通ったりする気持ちが少しわかった。お医者さん選びはとても重要なのだ。こうして色々と学べたから、良い経験であった。すぐに治るといいな。

By neza

neza

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