効率化とスローリビング

4月になった。気温が上がって花が咲くと本当に気分が上がる。

毎年、年明けから春にかけて調子が乗らない。一昨年のクリスマスに、妹からゲッターズ飯田の本を頂いた。そこに、私の1年のバイオグラフ的なものが載っていて、私の場合1〜3月は1年の中で1番調子が悪く、年末にかけて運気が上がっていくらしい。確かにいつも年明けからしばらく調子が悪い。全然やる気が起きない。いつも春になると動き始める。単純に寒いのが苦手なのかも。

こういった占い抜きにしても、調子が乗らない時にはその流れに抗わない。だって、無理なものは無理。春になるのをじっと待つ。年始とか、誕生日(2月)とか、気持ちを新たにするタイミングなのかもしれないけど、逆にスタート感を持たないようにしている。この時期はうまくいかない。あとで頑張る。

ってことで、春になったので調子が上がってきた。

ここ数年土星が水瓶座の上にいたからなのか、ものすごい孤独感を持って人を避けて生きていた。(土星と記録と心模様)3月末頃から「人に会ってワイワイしたい!」と、いつもの自分に戻ってきた。「一生この孤独感を持って生きるのだな」と覚悟していただけに、この気持ちの変化には驚いている。不思議。そして嬉しい。

自分が求めているもの

ある時ふと気付いた。私のYouTubeの視聴履歴は、大まかに分けると、生産性や効率化を求めるものと自然の中でゆっくりとした生活を楽しむもの、の2種類だと。

なるほど。自分が求めているものは、これなのか。と納得。そんなわけで。自分がどこに効率を求め、どこにゆっくりを求めているのかを探しているところ。色々なことに効率を求めがちだったけど、自分が求めている生活を見つけていけたらいいな、と思う。

いま気付いている、時間をあまり気にしない自分のゆっくりタイムを書いてみる。

朝の時間を贅沢に使う

よく、やりたいことは朝にやれ、というのを見かける。私も朝の時間にクリエイティブなことがしたい!と思って、毎朝せっせと頑張っていた時もあった。

けど、それをやめて、ゆっくり過ごすことにした。たとえば旅行先で、いつもの忙しい現実を忘れてのんびり優雅に過ごしたりする人たちがいる。私はそれを毎日やろうと思った。

最近暖かくなってきたから、朝はベランダで過ごしている。賃貸の狭いベランダに、小さなテーブルを置いて朝食をとる。目の前の大きな家の敷地の中に林があって、風に揺れる緑を眺め、色々な鳥の鳴き声を聞きながら、ゆっくりサラダを食べる朝。

時間をたっぷり使って「忙しい朝」を感じない毎日。とっても幸せ。

正直、時間はたっぷりあるから、何かクリエイティブなことがしたい、と思わなくもないけど。時間を贅沢に使えるって一番幸せなのではないかと思う。

これのおかげか、旅行に行きたいとあまり思わなくなった。代わりに、もっと自然の多いところに住みたいと、前よりも強く思うようになった。仕事的にいまは難しいから、いつかそのうち。

料理

とにかく「私、料理嫌いなんです」と人と話すと必ず言ってたんだけど。本棚を眺めていたら、レシピ本が結構あることに気付いた。洋裁本より持ってるかもしれない。

本当に嫌いだったら、本なんて買わないのかも。料理好きの友人に言わせると、私は料理が好きらしい。人様に出せるようなものは作れないけど、自分を満足させる為の食事を作るのは結構好きなのかもしれない。

最近、娘と私は食事を別にすることにした。食費を半分にしてお互い好きなもの食べよう!の会を発足したのである。これが本当に気楽で。あんなに億劫だったのは、娘が食べるものを作らなきゃいけない、というプレッシャーか何かだったのかしら。

そして、ごはんの作り置きが好きじゃないことにも気付いた。効率的ではある。でも、冷蔵庫に残っていると、もったいないから食べなきゃ、と思いがち。別のものを食べたくなる時だってあるじゃない。いまは、適当に家にあるもので1食分だけ作ることにしている。「多めに作って、明日も食べる」をやめると、こんなに気分が良くなるとは思っていなかった。

寝る前の読書

夜早めにベッドに入り、寝る前に本を読むのも楽しみの一つ。難しい本じゃなくて、物語とかエッセイとかが良い。眠くなったら本を閉じてすーっと眠りに落ちる。これが好き。

本を読みたいから読んでる、というよりは、眠る前の儀式みたいな。やっぱり紙の本が好き。

いま読んでいるのは、「ぼくはテクノロジーを使わずに生きることにした」という本。昔の人の暮らしは、何をするにしても自分の生活に直結していていいな、と思う。大変そうだけど、いいな。何年も前からスマホをやめたいと思っている。インターネットをやめてもいいな、とも思ってる。と言いつつ、ITな仕事をしている。

日によっては数行で寝てしまうから、なかなか読み終わらない。それがまたいい。毎晩、ノーテクノロジーの世界に没頭できる。

空白の時間を持つために効率化を図る

なんでもかんでもゆっくりやろうとは思っていない。例えば、掃除なんかは効率的にできるようにもっと工夫をしたい。物を減らせば、時間の使い方もスッキリするんじゃないかと勝手に思ってる。

効率化して、生産性を上げて、もっと成果を出す!ではなくて。きっと自分のゆっくり時間を持つために効率化を図りたいのだ。そんなことをこれを書きながら思った。

衝動的な自分に対応する、という意味でも、空白の時間をたくさん持つのがいい。今これを、その空白の時間に書いている。幸せだわ。

By neza

neza

クリエイティブなことが好き。

おえかき、洋裁、タスク管理、おしゃべり、シロクマ、くま、歌、占い、娘、地球が好き。